三国峠はトイレがあるので、野グソを免れる。

バイクのバックに見えるのが金峰山。今度は登りたい。

朝見てもヤッパリナイスな野宿ポイント。

やましたあきかず
1980年生まれ バイク、スポーツ、
アウトドアー雑誌のモデル業をやりな
つつ、旅に出ては遊びほうける日本で
類を見ない遊び人。
(写真提供:ストバイ)

夏の終わりに避暑を求めて
道が違ったらどうしよう。この先に野宿ポイントはあるのだろうか。
舗装路の横に少し野宿ポイントがある。
っとバイクのヘッドライトを頼りテントを張る。灯りがあるところには虫が
寄るので、虫との闘いにもなるが、ガソリンが無くなってバイクが止まる。
一瞬、真っ暗の時間があったが、リザーブタンクに切り替えて、今度は
ザックからヘッドランプを取り出して頭に付けて作業。
テント張りもだいぶ慣れてきたものだ。
この調子だと朝は相当冷えるかも。
シュラフとシュラフマットも敷いて寝ることに。
待てよ?明日は川上牧丘林道まで行くけど、
ガソリンが間に合うのかな?
林道の入り口に着いたのは夜22時頃。

そして、出発する。朝ごはんを買うのを忘れていたから、急がないと腹減った〜。
水ヶ森林道は、最後にちょろっとダートがあるだけで、前半はほとんどアスファルトという魔の手が伸びていた。

フラットで走りやすいダート。結構気持ちの良い道。

標高があるので、眺めも良い。壮大な山々が見られる。
水ヶ森林道から、クリスタルラインを東に向かい、北へ山を登っていくと、川上牧丘林道に入る。山梨側は全面舗装路だが、
くねくね道は山を登っている感じがして良い。
大弛峠は、標高2360m。涼しいというよりは、やや肌寒いくらい。避暑地として選ぶならココでしょう。
空は突き抜けるように青く、雲がキレイだった。バイクや、車で来られる、日本最高地の車道の峠はここ大弛峠。
ここに行きたかった。
高山の木々が立ち並び青空とのコントラストがキレイ。

この後は、ガレガレのちょいハードな道が続いて、しかも下りなので、気を抜けない。大荷物を持っているので、飛ばすというよりは
トレッキング感覚。下りはそれなりに技術がいるけど、道は広いので楽しめる。

大弛。秩父多摩甲斐国立公園になっている。
写真では分かりづらいけど、傾斜がある。

川上牧丘林道を抜けると、川上村に着く。ガソリンが間に合うかだけが心配だったが、SL230は、地方ではリッター30kmは軽く
越えるくらい燃費の良いバイクだってことに改めて気づかされた。
でも、止まったらゲームオーバーなので、川上村ですぐにガソリンスタンドに入った。
その後、お店を見つけて朝食にパン二個とコーヒー。
そこで、オフローダー三人組みと出会う。帰りがけに広河原逆川林道がオススメだと教えてもらい、そっちに行こうと決めた。
平日なのに、オフローダーは結構見かけた。
林道ツーリストは減っているけれど、コアなファンも居るんだなと思った。自分もその一人だが。
川上村から、三国峠へ行く。三国峠は、長野県、群馬県、埼玉県のちょうど真ん中にあるのが名前の由来。そこから、ダート
17kmの中津川林道へ。
中津川林道は都内からのアクセスがよく、オフローダーに人気の林道だが、夜間通行止になるのと、冬季は走れないらしい。
標高があるから雪が積もるためなのだろう。
平日なのに、車やバイクがよく通っていたので、土日はもっと居るんだろうと想像できる。フラットで気持ちよく走れて、なおかつ
景観も良い。初心者オフローダーには一番良いかも。
中津川林道は途中にも、埼玉側にもキャンプ場があるし、道の駅
に温泉もあるから、埼玉側から入って、三国峠まで行って折り返して
温泉に入るっていうルートでも良いと思う。
途中の沢で、顔を洗うと、川の水が気持ち良いくらい冷たかった。
なので、ハミガキもさせて頂いた。中津川アリガトー。
ちょっと曇ってきて、雨が降りそうな予感もしたので、帰路を急ぐ
ことにした。
林道を走ると、SL230も喜んでいるのが分かる。
ダートはやっぱり楽しいのだ。
ちょっと走ると天然のトンネルが現れた。まるで、洞窟のような
イデタチに少々足を止めて眺めてみた。
オトコらしいゴツゴツ岩でカッコイイ!
写真を思わず撮ってしまった→

国道140号線で長瀞方面へ行く。210号線と140号線のぶつかるところ。
ちょっとガスってきたのと、140号線を走ってポツポツと降ってきたので、ヤバイかな?と思ったけど、山から下りてきて暑かったので、
ちょうどよく気持ち良かった。車も通っていたけど、ストレートな道なので、ものすごく気持ちよく飛ばせます。制限速度は守ってます。
・・・たぶん。
帰りには教えてもらった林道広河原逆川線を通ることに。
読み方は、りんどうひろがわらさかがわせん。
滑舌よくないとうまく言えないじゃない。
チャレンジする人は早口で言ってみましょう。
ここは展望もきいて、先客が何人か居た。
「どこから来たの?」
「東京です。」
「ここからどうやって帰るの?」
「名栗湖らへんを通って・・・。」あんまり道決めて
なかったので返答に困ったけど。
バイクのことを聞かれたりして、
バイクは最高ですよ。と応えました、正直にね。
聞くところによると、先客のうちの一人は世田谷の近所に住んでいることが判明。なぜ、林道広河原逆川線で出会ったのだろう?
不思議なものだ。
旅に出ると、自分探しだー。と言い聞かせてあれやこれやと考えるのだけど、自分の方向性とか考えなくちゃいけないのに、
景色に圧倒されてしまうのも事実。
ただ言えることは、旅に出て人は成長するってこと。コレは間違いない。
悩んでいた事もちっぽけに見えるし、自然と接すれば都会での生活が有難いことにも気づく。
そうして、また旅に出たいという病気が悪化したのだった・・・。
−おわり−

取材・文・撮影=山下晃和
これは天然のトンネル。岩の洞窟。お気に入りの写真。

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林道広河原逆川線の看板。